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エコ?揺れるファッション業界

産業新聞に掲載されていたものの抜粋です。

以下抜粋です。

ファッション業界で繊維リサイクルへの取り組みが進んでいる。衣料を服以外のものに再生したり、繊維を再利用して再び衣料によみがえらせたりと手法はさまざまだ。ただ、安価で流行の変化が早い衣料が普及する一方で、リサイクルにかかる費用が割高なことから、業界を挙げての本格的な試みとはまだ言い難い。繊維リサイクルの最前線を追った。(小川真由美)

紳士服大手のコナカ(横浜市)は今月5日から、綿素材の紳士用ワイシャツと婦人用のシャツ、ブラウスの引き取りサービスを始めた。これまでも紳士用スーツで同様のサービスを展開してきたが、大規模なワイシャツのリサイクルは紳士服業界では初の試みだ。

客は店頭にワイシャツを持ち込む。引き取ってもらう代わりに新しい商品を購入する必要はないうえ、500円分(紳士用スーツの場合は1万500円分)の割引券がもらえる。全372店舗で対応しており、21日までにシャツは9140枚を回収した。年間のシャツの回収目標数は、販売実績の約9割に相当する紳士30万枚、婦人20万枚に設定している。

百貨店大手の高島屋(大阪市中央区)も平成14年から、不要になったウール素材の紳士服の無料引き取りを行っている。毎年、不定期に1カ月間、各店舗の特設会場で受け付けており、7年目の今年は初めて全国18店舗でそろって実施した。
回収実績は、当初の数百着から今年は1万8600着に増え、初年度からの総計は延べ2万8000人からの12万2000着に上っている。CSR推進室の河本昌和課長は「身につけたことで愛着がわいた洋服を捨てることに抵抗感があるようだ」とみる。

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コナカと高島屋で回収された中古スーツは主に自動車の吸音材などに使われるフェルトに形を変える。このうち、コナカのスーツを再生加工しているのが、車両用内装材製造業の旭タカロン(大分県宇佐市)。九州に工場がある主要自動車メーカーを主な取引先としている。
工場では、スーツを4分割した後、カッターで5センチ幅に切り、さらにV字カッターでさいの目に裁断。毎分1万回転以上の速さで直径1メートルのシリンダーを高速回転させ、繊維をわた状にほどく反毛工程を数回行う。
コナカのスーツは大半がウールとポリエステルの混紡。旭タカロンでは、フェルトの用途や車種ごとに見合った混紡率のスーツを選び、作業を進める。
スーツ1着(約1・5キロ)からは1メートル四方、厚さ1センチのフェルトが3枚できる。おおむねスーツ2着で車1台分のフェルトに生まれ変わる計算だ。

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こうしたリサイクルにも課題はある。
旭タカロンの工場責任者、牧聖治さんによると、ウールは反毛工程でわたになりやすいが、綿の場合は糸が縦横交互に並ぶ構造のため、わたにならず、フェルトの吸音効果は減少してしまう。
また、しんが入ったワイシャツの襟や、作りが複雑な婦人服は、作業に手間がかかるという。
コストの問題もある。コナカの現在のスーツ1着のリサイクルの費用は300~400円。湖中謙介社長は「売りっぱなしの企業では将来生き残れないと思うが、経費の高さには頭が痛い」と打ち明ける。高島屋もスーツの回収を通年で実施する予定はない。河本課長は「通年だと取り組みが目立たず、店の(ありふれた)風景になってしまうし、人の確保や輸送費を考えると困難」と話す。
ファスナーなど生地と一体化した部品の処理や素材の多様化にどう対応するか。その経費をどこまで負担するか。リサイクルに取り組むファッション業界は環境と経営のはざまで揺れ動いている。

私もリサイクルに強い関心がありますが、調べるほど高コストになってしまうという弱点にやはりぶつかりました。恐らくウールの分解の仕方が綿状にするのがいいのか、それとも綿までいかないところで 何か再利用する方法 など別の切り口から考える必要がありそうです。

是非何か良いアイデアがございました教えて頂ければと思います。

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